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初心者必見!Cubase付属音源シンセのRetrologueで「シュワー」っていうライザーサウンドの作り方

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しんろっく

こんにちはしんろっくです!
今回はCubase付属音源シンセのRetrologueでライザーサウンドの作り方を解説します。

私が初めてフリーBGMを聴いたときにこのライザーサウンドはとてもインパクトがあってカッコいいなぁって思った音です。あなたの楽曲にぜひ取り入れてみてください。

あかこ

あの・・・ライザーサウンドってなぁに?

シュワー↑っていう効果音のことだ!

まさお

ライザーサウンドは、音楽やサウンドデザインで「シュワー」や「ズワー」といった印象を与える音の一種で、特にエレクトロニック音楽や映画のサウンドトラックでよく使用されていますね。

これは、音が徐々に高まっていくことで緊張感や期待感を生み出す効果があります。

こんな音です

目次

ライザーサウンドの特徴

  • 音量の増加: ライザーサウンドは、音量が徐々に増加することが多いです。これにより、クライマックスや次のセクションに向けたエネルギーの高まりを強調します。
  • 音色の変化: フィルターやエフェクトを使用して、音色が徐々に変化することがあります。例えば、フィルターを開いていくことで、音がより明るく、クリアになることがあります。

用途

  • トランジション: 曲のセクション間の移行をスムーズにするために使用されます。例えば、サビに入る前のビルドアップで使われることが多いです。
  • エモーショナルインパクト: 映画やゲームで、緊張感を高めるために使用されることがあります。特にサスペンスやホラーのシーンでよく見られます。
まさお

では、順に作り方の説明をしていくぜ!

作成方法

今回は「ザー」というただのノイズ音。テレビの砂嵐音…(古い)のような音を使って音作りしていきます。まずはCubase付属音源シンセのRetrologueを立ち上げます。

①上画像の赤丸をクリックしてOFFにする

青丸をクリックしてONにする

すると「ザー」という砂嵐音…だけが鳴るようになりました。この音のみですとただ不快な音が鳴るだけなのでこの音にプラスして手を加えていきます。

次に下の画像のようにピアノロールに打ち込みます

この後、オートメーションを書き込んでいきます。

➂上の画像左上の黄色Wをクリック、赤にして録音ができる状態にします。

④そして再生させながら真ん中の緑丸cutoffを0をスタートにして再生させながら徐々に右に回していきます。

上画像の赤枠のようにオートメーションが書き込まれれば成功です。

手動でやるとどうしてもいびつな線になってしまうんですが、ここのポイントをドラッグすることで自由にオートメーションがかけられます。

私は毎回マウスで修正してキレイな線に変えてます。赤枠は修正後の線です。

あかこ

あれ。もうおわり?

そう。作成自体は簡単!後は曲にどう使っていくかが重要だ!

まさお

ライザーサウンドよりもエネルギッシュ!ピッチアップサウンドの作り方を解説しています。ぜひご覧ください。

ライザーサウンドの起源、進化、そして現代の音楽における役割について

しんろっく

ライザーサウンドを作っていく過程でマニアックなことまで気になってきてしまったのですこし調べてみました。

1. 起源と初期の利用

ライザーサウンドの概念は、電子音楽の初期の頃にまで遡ることができます。

アナログシンセサイザーやテープ操作を用いて、サウンドを徐々にピッチアップしたり、フィルターを開いていく手法が使われていました。

特に1970年代のクラウトロックや初期の電子音楽のアーティストたちは、持続音を変化させることで音楽にドラマチックな効果を与えることに注力していました。

私もバンドをやっていて素人なりに当時の録音機械MTRというもので録音していましたが、このライザーサウンドを自分たちの曲に入れられるような知識もお金もありませんでした。

今は、手軽にハイテクな音を自分の曲に導入できるようになりました。

2. テクノロジーの進化とライザーサウンド

デジタル音楽制作が普及するにつれ、ライザーサウンドはさらに洗練され、より複雑で強力なものになりました。

デジタルシンセサイザーやDAWの登場により、プロデューサーたちは自由にピッチ、フィルター、エフェクトを操作して、リアルタイムでダイナミックなライザーサウンドを作成できるようになりました。

特に1980年代から1990年代にかけて、テクノやハウスなどの電子音楽ジャンルが登場し、ライザーサウンドはクラブミュージックの主要なエレメントとなりました。これらのサウンドは、ダンスフロアでのエネルギーを高め、ドロップ(曲のクライマックス)に向けて期待感を煽る役割を果たしました。

3. 現代の音楽におけるライザーサウンド

現代の音楽制作では、ライザーサウンドは非常に多用途なツールとなっています。EDMだけでなく、ポップス、ヒップホップ、映画やゲーム音楽など、さまざまなジャンルで使用されています。

ライザーサウンドは、サウンドデザインの一環として、多層的なエフェクトやサウンドを組み合わせて作られることが多く、非常に複雑な音の移行を実現することができます。

  • EDM: ライザーサウンドは特にEDMにおいて重要で、ビルドアップとドロップの間の緊張感を高めるために使われます。この音が鳴るとなぜか心が踊りテンション爆上げになります。(音ってすごい)。シンセサイザーのオシレーターやエフェクト(リバーブ、ディレイ、ディストーションなど)をさらに駆使すれば、もっともっとすごい音楽が作れると思います。
  • 映画音楽: 映画音楽でもライザーサウンドは効果的です。サスペンスやアクションシーンでの緊張感を高めたり、クライマックスに向かうシーンでの期待感を演出するために使われます。
  • ゲーム音楽: ゲーム音楽では、ボス戦や重要なイベントの前にライザーサウンドを使用することで、プレイヤーの没入感を高める効果があります。

4. 文化的影響とライザーサウンドの未来

ライザーサウンドは、単なる効果音以上の文化的な影響を持つようになりました。特にEDMシーンにおいて、ライザーサウンドは「ビルドアップ」の象徴となり、多くのリスナーがそのサウンドに期待感をいだきます。

将来的には、さらに高度なサウンドデザインツールやAI技術の進化により、より複雑でクリエイティブなライザーサウンドが生み出されていくでしょう。

まとめ

この作成手順どおりに作れば、音は簡単にできると思います。いちばん大事なのは「ここしかない!」という曲の場所だと思います。なのでライザーサウンドが曲全体の雰囲気と合っているかを確認し、必要に応じて音量やエフェクトを調整していってください。あまりにも目立ちすぎないような音量でバランスを取ることがとても重要です。ライザーサウンドでかっこいい曲をたくさん生み出していきましょう!

今回のライザーサウンド作成についてとても参考になる動画がありますので、共有しておきます。ぜひ見てください。それでは!

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