DTM3年目にしてNeutron4を導入しました。使ってみて僕が初心者のときにこれがあれば楽だったのにと心底思いました。DTMを始めたばかりの初心者にはこのNeutron4はホントにおススメなので沢山ある機能の中の神機能3選を紹介します。僕は基本的には作曲メインでいきたいんでMIXにはあまり時間をかけません。このNeutron4もササっと使うだけです。なのでこのページも最低限の情報なのでササっと読めます。
自分で使ってみて「良かった」ところと「うーん」と思ったところがあったので解説とともに書いていきます。
それではいってみましょう!
アシスタントビュー
これがアシスタントビューNeutron4のメイン機能です。Neutron4をトラックに挿して再生。そのあと赤枠のボタンを押す。
ボタンひとつで、操作の難しいイコライザー、コンプレッサーなどなどをいい感じにかけてくれる。
これで気に入った音になれば完成ですが、各種イジれるボタンがあるので説明します。
Punch 迫力がでる(赤枠)
Distort 歪む(真ん中)
width 広がる(右)
この3種類の大きいボタンで微調整できます。僕はイジるとしたらwidthくらいです。音が広がりいい感じになる。ぜんぶのトラックで広げすぎるとたぶん音は破綻しますが…
下図の詳細をみてみると5つのエフェクトがかかっています
ワンプッシュで良い感じの音になるのは良いんですが、ならない時もあります。
出来上がった音が歪みすぎるってことがよくあります。とくにクリーン系の音。例えばピアノの音とかです。
そういったときはエフェクトの一番右ボタン「EXCITER」をいじります。OFFにしてもいいかもしれません。結構な確率で音が歪んでしまい好みではないので、この辺りが「うーん」って思うところです。
UNMASK
これは音の被りを解消する機能のあるものです。例えば、kickとbaseの低音被りをサイドチェーンというものを使って音被りをなくします。低音モヤモヤ問題を修正してくれるスグレモノです!Neutron3では被っているところは教えてくれても修正はできなかったようですね。
設定はNeutron4とDAWで設定する。とiZotope公式でいってるんですが、どうしてもcubase11で設定できなかったので、完全自己流で設定してます。設定できる方は飛ばして次へ進んでください。
まず、+ボタンを押して黄枠「Unmask」を起動、左上の赤枠side chainをONにしてオレンジ色に点灯させる。
次にcubase側の設定。赤枠のkickを選択して、黄枠のSendを押す
ここで下図の赤枠、先ほどSideChainsを有効にしたBassを選択する。
これでUnmaskの設定は完了。再生して下図の紫色の波形が出れば成功です。
あとは下図の青枠、4つのボタンでコントロールします。
大きいボタン(削る量)
Sensitivity(感度)
Attack(効くまでの速さ)
Release(削った音が元に戻るまでの長さの設定)
このボタンを使って再生しながら音を聴き比べて設定していきます。
僕のフリーBGMの曲はドラムプラグイン3つ使っていたり、kickをそれにプラスしたりするので、全部にUNMASKをかけるのはなかなか大変だし、訳がわからなくなるので必要と感じるときだけつかいます。今のところフリーBGMの時はあまり使いません。
Visual Mixer
ボクはこの機能が1番気に入っています。この機能が目的で買いました。全体のボリュームバランスを調整してくれます。
やり方は
各トラックにNeutron4を挿す
master trackにVsual Mixerを挿す
トラックを指定(黄枠)してメインの楽器を指定(赤枠)
青枠のボタンを押して曲を再生する
すると下図になり、ここで自由に音量と左右のパンニングが設定できます。『超便利だね!』
これで各トラックの音量バランスができました。基本的なアレンジができていれば音が崩壊することはないと思いますが、調整は好みで変更していきます。パンニングもこの図で調整できるので同時に作業していきます。
今までやっていたミックスコンソール画面と比べると格段に作業しやすいです。また、1つの図で視覚的に音量とパンニングができるのも全体像がみえてMIXするのが楽しくなります。
僕がやっているフリーBGMの曲はこのvisual mixerを使うと各楽器の音量は崩壊します。アレンジや楽器の使い方が問題とは理解してます。ただ、あえてそうやって曲を作っているので、気にはしてません。この崩壊してる音からでも、配置図をみて音量、パンニングを調整できるのでとても重宝します。
まとめ
Neutron4を初心者におススメしたい神機能3選を紹介しました。3年目にして初めてNeutron4を使ってみて、使いやす過ぎて今では手放せなくなりました。初心者のころ導入していたらどんなに楽だったのかな、なんて思いますが、今までMIXを試行錯誤し何度も何度も聴いて確認したり、何冊も本で勉強した経緯があるので、このNeutron4の良さも再認識できるんだーとポジティブに考えてます。これからもこのNeutron4を使って曲作るぜ!と思うとすごく気が楽になるし、楽しみでもあります!このプラグインはおススメできます。
補足
Vsual Mixerで音量だけじゃなくパンニングもしてくれるといいんだけどなぁ。とは思うんですが、そもそもAIが楽器の認識を間違えてることが多いので、しばらくは無理そうです。