(楽曲のイメージ)
ひとりぼっちで冒険をしている少年が闇につつまれた恐ろしいダンジョンへと足をふみいれた。
このダンジョンは、死者の叫び声がこだまする不気味な場所であり、誰もが入ることを恐れる禁断の場所だった。
冷たい風がダンジョンの闇を貫く。ひんやりとした空気が少年の骨と心まで凍りつかせた。
コツ、コツ、と足音だけがひびきわたるなかゆっくりと彼は進んでいく。
少年は闇のなかで、幽霊や怪物の気配を感じていたが、その恐怖を振り払いながらもくもくとすすんでいった。
しかし、このダンジョンは少年に孤独と恐怖を教える場所だった。
迷宮の奥深くすすむにつれ、心はますます重くなり、闇が少年の心を包み込んでいく。
何もかもが暗闇の中に吸い込まれ、すべてが失われていくような感覚におちいった。
そして、ダンジョンの最深部にたどり着いたとき少年は真実を知る。
このダンジョンは、心の闇が具現化したものであり、少年の過去におきた恐怖と孤独がかたまりとなって襲ってきた。
少年は己の恐怖と孤独に向き合いながら、このダンジョンに負けるもんかと決意する。
果たして少年は心の闇をうちやぶり、この恐怖のダンジョンから生きて脱出することができるのだろうか。