
こんにちは!Cubaseユーザーのためのミックス本を紹介します!
✅ Cubaseだけで完結させたい、そんなあなたへ
- 「できればCubase内の音源やプラグインだけで仕上げたい」
- 「他のソフトを買い足さずに、商用レベルの音にしたい」
- 「なんとなくミックスを卒業したい」
そんな人にこそ、自信を持っておすすめしたい一冊があります。
それがこちら。
『DAWミックス/マスタリング基礎大全 Cubase ORIENTED EDITION』著:大鶴暢彦(リットーミュージック)
ボク自身、この本を読んだことで「ミックスとは何か」が初めて腑に落ちました。そして、Cubaseだけでも“売れる音”は作れるという確信も持てました。
この記事では実際にこの本で学んだことや、自分の成長体験を交えてレビューしていきます。
✅ まずはボクのDTMスタイル
ボクはもともと「外部音源はあまり使わず、Cubase内で完結したい」派です。いろいろ買うお金なんてないよ!
それでもCubase付属音源だけで作った楽曲が、オーディオストックの審査に合格していました。つまり、やり方次第でCubaseだけでも商用音楽として十分に戦えるということです。
もちろん、iZotopeのOzoneやNeutronなどの便利プラグインを使えば、“パパッと”整えることもできます。でも、Cubaseだけで本気でミックス・マスタリングすると、学びの量が桁違いなんです。
たとえば:
- EQでここを少し触るだけで「おお、こんなに変わるのか!」
- ギターの低域をこの方法でゴッソリ削ると、スッキリしたサウンドになることに感動
- コンプレッサーの設定が数値単位で耳に馴染むようになる
これらの「気づき」を与えてくれたのが、まさにこの本でした。


✅ “なんとなくミックス”から脱却するまでの話
正直、昔のボクはミックスを甘く見ていました。「ミックスなんて、音量バランス取って、リバーブかけて終わりでしょ?」「ほらね、できた!」って感じでサクッとやっていたんです。でも、ある時プロの方と一緒に仕事をする機会がありました。
その時のダメ出しの嵐が、ボクの意識を根本から変えてくれました。
- 「低音がモコモコしてる」
- 「中低域ばかりで、高音(ハイハットなど)が足りない」
- 「EQで削るべきところが削れてない」
などなど…。当時、普通のイヤホンで作業していたせいもあって、全然自分じゃわからなかったんです。でも、その経験を経てようやく気づきました。
「あ、ミックス以前に“編曲の段階”がすごく大事なんだ…」


✅ 編曲の段階からミックスを意識する大切さ
この経験から、作曲・編曲・ミックスはすべてつながっていると実感しました。
「ミックスでどうにかしよう」と思っても、そもそものアレンジが悪ければどうにもなりません。だからこそ、作曲の段階から“音域”や“楽器の住み分け”を意識することが大事なんです。
理想は、ミックスの段階で音量と定位(左右のバランス)だけで整う状態。それができればプロのミックス師にバトンを渡すときも自信を持って渡せる。そして、その目指すべき完成形を具体的に教えてくれたのがこの本でした。
✅ この本が他と違うと感じたポイント
ネットやYouTubeでも情報はありますが、この本は段違いでした。特にすごいのが
- EQやコンプの設定が「具体的な数値」で細かく書かれている
- Cubase付属のエフェクトで「どう処理すればどう変わるか」が明示されている
- 初学者でも「とにかく真似して試せばOK!」な構成になっている


ボクもはじめは用語すらわからず「チンプンカンプン」状態でした。でもこの本を読みながら実際に手を動かしていくうちに、「あ、このギターは100Hzを削るとすっきりするんだ!」「コンプはこういうアタック感を出すために使うのか!」など、“感覚”だったものが“知識”として定着していきました。
✅ 読んだ後の変化
この本を読んだことで、以下のような変化がありました
- Cubase内のプラグインを「正しく」使えるようになった
- ミックス時の判断に「自信」が持てるようになった
- 編曲段階から「最終形」を見据えて作れるようになった
- 自分の音に対して客観的な「耳が育ってきた」
✅ 最後に:この本は“地図”だった
YouTubeやネットの情報って「耳で判断しろ」「慣れろ」みたいな感覚論が多くて正直初心者にはつらい。でもこの本は、そんなボクにとって「迷わないための地図」のような存在でした。
だからこそ、もしあなたが
- Cubaseでミックスを極めたい
- 付属プラグインだけでプロっぽい音にしたい
- “感覚”じゃなく“知識”で理解したい
と思っているなら、迷わず読んでみてください。
まとめ:Cubaseユーザーにとって、これはまさに“教科書”
『DAWミックス/マスタリング基礎大全 Cubase ORIENTED EDITION』は、単なるテクニック本ではありません。
Cubaseでミックス・マスタリングを本気で学びたい人にとっての地図であり、悩んでいた自分に明確な答えをくれた一冊でした。
この本に出会って、
✔ EQやコンプの意味が初めて「わかる」ようになり
✔ ただパパッと済ませていたミックスに奥行きが生まれ
✔ そして何より「編曲の大切さ」に気づくきっかけにもなりました。
DTMは作曲・編曲・ミックス・マスタリングを一人でこなすことも多い世界。でもだからこそ、各工程の“本質”をきちんと理解しておくことが、結果的に一番の近道なんだと思います。
これからCubaseで音楽制作を深めたい方、ミックス・マスタリングを「Cubaseだけで極めたい」方には、ぜひ一度手にとってほしい一冊です!

