
Marshall Emberton IIIを購入したんでレビューするよ!



ギターアンプのマーシャルがスピーカー?



今やマーシャルはスピーカーやヘッドホン、イヤホンも出してるんだ!
はじめに
MarshallのBluetoothスピーカー「Emberton III」をお風呂用に購入しました。見た目の格好よさに惹かれて手に取ったのですが、最初の印象は――「低音が強すぎる」。インストBGMやライブ盤ではベースやキックが前に出すぎてしまい、正直ちょっと聴き疲れる。しかし翌日ふと思い立ってメタル系のBGMを流した瞬間、世界が変わりました。
ギターの歪みが熱を帯び、ドラムが腹に響く。「これ、メタルのためのスピーカーなんじゃないか?」と思うほどの迫力。低音の強さが“欠点”から“武器”へと一瞬でひっくり返った瞬間でした。
マーシャルとの付き合い:ロゴを見るだけで満たされる
僕は若い頃からMarshallが大好きで、ギタリストとしてずっとアンプを愛用してきました。正直、あのロゴを見るだけでなにか満たされるんです。ギターに明け暮れた頃の熱をそのまま思い出させてくれる存在。そんなMarshallが今やBluetoothでつながり、防水でお風呂でも海でも、キャンプでも“持ち出せる”ようになった
――もう、これだけで感動です。「音楽をどこでもMarshallで浴びられる」って、若い頃の僕が聞いたらきっと信じなかったと思います。機能面ではまさに“完璧”。


実際のサウンド:低音の塊。でもロックには最高のチューニング
最初にインストやライブ盤を聴いたときは、低音が出すぎて全体のバランスが崩れる印象を受けました。これはレビュー書けないかも・・でも、ジャンルを変えて聴いてみると評価は一変。
- メタルやハードロックの重厚なリフ
- シンセベースが鳴るEDM
- ヒップホップやラップのグルーヴ
これらのジャンルでは、Emberton IIIの低音が圧倒的な魅力になります。ドラムのキックがしっかり腹に響き、ギターの歪みが空間を包み込む。お風呂の反響と合わさると、まるで小さなライブハウス。“制作用スピーカー”というよりは、
**音楽を浴びるためのスピーカー**です。
ヘッドホンとの共通点:マーシャルらしい“押し寄せる低域”
家族がマーシャルのヘッドホンを持っていてそちらも聴いてみました。驚いたのはEmberton IIIと音の傾向が本当に似ているということ。ヘッドホンもスピーカーも、どちらも低音がしっかり前に出ていてサブベースが“押し寄せてくるような感覚があります。
ラップやベースミュージックにはドンピシャで、まさに“聴いていて気持ちいい音”に全振りしている感じ。Marshallは製品が違っても音作りの軸がブレていない。ブランドとしての一貫性を感じました。
EQと操作性:シンプルで直感的
EQは3種類しかなく細かい調整はできません。ただ、ここにもMarshallらしい割り切りを感じます。
「設定をいじるより、まず鳴らして気持ちよくなれ」
そんな思想が伝わってくるシンプルな設計。
デザインと質感:所有する喜びがある
Marshall Emberton IIIのデザインは完璧です。アンプをそのまま小さくしたような形状、金属メッシュとレザーテクスチャの質感、そしてあのロゴ。風呂に置いても、部屋に飾っても、その存在だけで空間が“ロック”になる。これは音質以上の価値だと思います。
こんな人におすすめ/おすすめできない
項目 | 向いている人 | 向いていない人 |
---|---|---|
音の傾向 | 低音の迫力を楽しみたい人 | フラットに聴きたい制作者 |
音楽ジャンル | ロック・メタル・EDM・ヒップホップ | クラシック・アンビエント |
用途 | お風呂・キャンプ・アウトドア | 楽曲のモニター用途 |
デザイン重視派 | おすすめ | – |
総括:マーシャルの魂をどこへでも持ち運べる時代
Emberton IIIは、まさに“Marshallの魂をポータブルにしたスピーカー”。低音が強くてワイルド。でもその個性がロックであり自由。モニター的なフラットさはないけれど、音楽の“楽しさ”を思い出させてくれる音です。僕のようにMarshallのアンプで育ってきた世代にとって、このスピーカーは“青春の音”を現代的に再現してくれる存在。お風呂でも海でも、どこでも“マーシャルの音”を鳴らせる。――正直、最高です。
リンク:詳細・価格はこちら
まとめ
Marshall Emberton IIIは低音の強さとデザイン性を両立したBluetoothスピーカー。制作用途には不向きでもメタルやロック、ヒップホップには驚くほど合います。そして何より、あのロゴを見ながら音楽を聴くだけで気持ちが高ぶる。マーシャルを愛してきた人ほど胸に刺さる一台。防水・コンパクト・迫力サウンド――ついに“どこでもロックできる時代”が来ました。

