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このレビューではすべて正直にお話します



専門的なことは他のサイトを参考にしたほうがいいぞ。
はじめに:モニタースピーカーって意味あるの?
DTMを始めてしばらく経った頃AudioStockの審査に落ち続けていました。そのときふと思ったんです。「もしかして、ヘッドホンだけじゃダメなんじゃないか?」って。そこから「モニタースピーカー」「フラットな音」というワードを頼りに、あちこち調べて辿り着いたのがYAMAHA HS5でした。
定番という理由だけでこれにした
他のモニタースピーカーの候補があったかというと…正直、覚えていません。ただ、いろんなYouTubeやブログを見て「とにかくフラット」「迷ったらこれ」という声が多かったのが安心材料でした。機材のことは詳しくないし、比較なんてできない。だからこそ、“定番”という信頼感で選びました。
実物を見て、テンション上がる
届いてまず思ったのは
「カッコいい!……重っ!……でもやっぱカッコいい!」
という三段階の感情(笑)思ったよりサイズがしっかりしててデスクに置くだけで“音楽やってる感”が出るんです。実際に音を鳴らす前から、なんか気持ちが引きしまりました。


鳴らしてみて「へ?こんなもん?」と思った
最初に鳴らしたのは自分の曲だったと思います。でも、感想は正直こうです。
「へ?こんなもん?」
モニタースピーカーって“良い音がする”って勘違いしてたんですよね。でも違いました。HS5はいまの自分の音をそのまま鳴らしてくれるスピーカーでした。きっとボクは自分の曲がもっと良く聴こえることを期待してたんでしょう。でもこのスピーカーはボクの技術レベルも全部、忠実に再生してきた。ちょっと残酷。でも、それがすごく大事なことだと感じました。
使い方は「ざっくり確認用」
普段の作業はヘッドホンが中心です。細かい音や定位はやっぱりヘッドホンの方が聴きやすい。
じゃあHS5の出番はどこかというと──
- ざっくり聴く
- 音量をかなり下げて全体のバランスを確認する
そんなとき。ヘッドホンではできないチェックができるし耳も疲れません。曲全体の形を確認するような、そんな使い方が自分には合っています。


それでも「正解の音」はわからない
困ったこともあります。というのも、このスピーカーの“正しい鳴らし方”がいまだにわからない。ネットには「スタンドを使え」「壁から15cm離せ」など、いろいろ書いてあります。でも、
「それでどうなれば正解の音なの?」
とずっと思ってるんです。だから今は、ツイーター(高音部)が耳の高さにくるようにだけ合わせています。それが唯一、自分で納得できた“調整ポイント”。正解は分からないけど、いつも同じ条件で聴けるようにすることだけは心がけています。
音は良くならない。でも買ってよかった
誤解を恐れずに言えば──
このスピーカーにしても、音は良くなりません。
音楽的に感動したいならリスニング用の機材を買った方がいい。実際、息子の持ってるヘッドホンで曲を聴いたときは高音の煌びやかさ、低音の音圧感。音だけで鳥肌が立ちました。自分のモニターヘッドホンやHS5では、あの“快感”は得られません。でも、それでも言いたいのは、
「自分の音をそのまま聴ける環境ができたことが、何より大きい」
ということ。DTMを始めて数年経った今でも、ボクはHS5を使い続けています。これからも多分ずっとそうだと思います。
まとめ:初心者でも買う価値はある
モニタースピーカーは魔法の機材じゃない。でも「今の自分の音」と向き合うには、たしかに必要な道具です。「音が良くなるから買う」んじゃなくて、
「自分の音のままで聴けるから買う」
そんな理由でボクはYAMAHA HS5をおすすめします。