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① 最初に読んでみたらまったく頭に入らなかった

正直に言います。
ボクにはこの本、難しすぎました。タイトルは『よくわかる作曲の教科書』。でも読んでみると、まず思ったのは「うん、それわかってるんだけど……」という感じ。
それでいてどんどん専門的になっていく。
「そこまでの知識、今の自分に本当に必要?」と疑問に感じてしまいました。どこか“学校の音楽の授業”を思い出させるような座学中心の教科書という印象。ワクワクしないし読み進めるのが正直つらかったです。


② 蔦屋書店で立ち読みしたときは良さそうに思ったのに…
この本を買ったのは蔦屋書店で立ち読みしたのがきっかけでした。「こういう理論的な知識も作曲には必要だよな」と思って手に取った一冊。
コンパクトにまとまっていてみた目にも「信頼できそう」だった。でも家でじっくり読んでみたらDAWを触りながら読むような本ではなくまさに音楽の“授業”のような内容でした。思っていたよりも実践感が薄く「これ今読むタイミングじゃなかったな」と感じてしまいました。
③ 説明書を読むのは、好きになってからでいい
たぶん、内容が悪いんじゃなくてボク自身の性格によるところが大きかったと思います。
昔からゲームでもまず感覚で遊ぶタイプ。説明書はハマってから読む。その方が理解も深くて楽しいんです。でもこの本はいきなり説明書から始まるタイプ。「理論的にはこうなっています」「こういう分類があります」…と淡々と説明が続く。頭では「大事なのはわかってる」けど心がついてこない。それがボクにとって最初の挫折ポイントでした。


④ しかし!ふと読み返したらちゃんと“使える本”だった
この本を再び手にとったのは別の入門書で「ダイアトニックコード」や「コード進行」の基本を学んだあと。自分で1〜2曲作って「曲の仕組み」がなんとなく体感としてわかってきたころでした。ふとこの本を読み返してみると、以前は意味不明だった説明がスっと入ってくる。「なるほど、あのコード進行ってこういう理論だったのか」と納得できるようになっていました。最初に読んだときにはピンとこなかったことがあとからジワジワとわかってくる。
ボクにとってこの本はそういう“あとから効いてくる教科書”だったんです。
⑤ おすすめ使用方法
いきなり読破しようとすると厳しいですが知識が少しついてきたら
- 辞書的につかう
- 曲作りで行き詰まったときにパラパラっと読み返す
- 寝る前にちょっとした読書に向いてます
(余談ですが、活字を読むのが好きなのでただ読んでるだけで少し落ち着くところもあります。笑)
難しく感じても何度もつき合う中で少しずつ意味が分かってくる。そういう“長く使える本”だと思います。
⑥ まとめ:むずかしくて読めなかった。でも手放せない一冊
最初は「これはボクには無理だ」と思ったこの本。でも今は「読めなかった」ことも含めて良かったと思っています。挫折したことで自分の理解度がわかったしあとから読み返すことで確かな成長も感じられた。
もしこの本を読んで「よくわからない」と感じている人がいたら無理に読破しなくていいと思います。一度そっと閉じてまたあとで手に取ってみてください。
それだけの価値がある一冊です。

