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ほかの本となにが違うんだろう?



順に説明するよ!この本にお世話になったので全力レビューします!
はじめに:この本のおかげで曲が作れるようになった
作曲を始めたばかりのころコード進行がとにかく分からなくてメロディだけで何とかしようとしていました。そんなときに出会ったのが『すぐ使えるコード進行レシピ』。この本に載っているコード進行をボクはすべて耳で聴きました。
コード進行だけなのに切ない・爽やか・浮遊感など雰囲気がまったく違ってくるのにおどろいて好きな進行にどんどんチェックをつけていきました。そしてキーを合わせて「Aメロ・Bメロ・サビ」と組み合わせれば、もう曲ができたも同然。あとはメロディをつけてアレンジすれば1曲完成。こんな風に曲が作れる感覚をこの本が教えてくれました。
この本を知ったきっかけ
確か最初はゲーム音楽作曲家のユーフルカさんがYouTubeで紹介していたのを見た記憶があります。「これは絶対に使える」と直感して即購入しました。それくらい見ただけで価値が伝わる本だったんです。
書籍の概要と特徴
書籍情報
- 書名:すぐ使えるコード進行レシピ(DAWユーザー必携のそのまま使えるパターン集)
- 著者:斉藤 修
- 出版社:リットーミュージック
章立て(CONTENTS)
この本の構成はとてもユニークです。各章が国や都市の音楽的な“テイスト”で分類されています。
- 序章:コード進行の基礎知識
- 第1章:LOS ANGELES TASTE
- 第2章:NEW YORK TASTE
- 第3章:TEXAS TASTE
- 第4章:LONDON TASTE
- 第5章:LIVERPOOL TASTE
- 第6章:PARIS TASTE
- 第7章:MADRID TASTE
- 第8章:TOKYO TASTE
- 第9章:RIO DE JANEIRO TASTE
ジャンルや理論で縛られるのではなく雰囲気や土地のイメージでコード進行を選べるので作曲の直感が鍛えられます。とくに映像音楽やBGM用途に向いていると感じました。
ボクの使い方:深夜の2時間DTMにも即応用
この本の進行をすべて耳で聴きながらお気に入りにはマーカーで「切ない/爽やか/暗い/浮遊感」などメモしていきました。作曲するたびに「今日はどんな雰囲気にしよう?」とこのマーカーをみて進行をえらんで曲をくみたてています。
とくに活躍しているのがX(旧Twitter)の人気企画「深夜の2時間DTM」ここではスピードが命ですがお題に合わせて本から進行を即決しその場で8小節を作って展開していく。この本がまさに作曲の辞書のように使える瞬間です。


この本をおすすめしたい人
この本は作曲を始めたばかりの人にこそ手に取ってほしい1冊です。
- コード理論がわからないけど作ってみたい人
- メロディからしか作れない人
- 曲の構成をパズルのように組み立てたい人
- DAW初心者でコード入力のとっかかりが欲しい人
どれかに当てはまるなら間違いなく即戦力になります。コード進行を“考える”のではなく“選ぶ”だけで作曲が始められる。この体験は本当に大きいです。
惜しい点は…正直ないです
この本に関して「ここが惜しい」という点はありません。タイトル通り“すぐ使えるコード進行レシピ”として期待を裏切らない内容だからです。もちろんより高度な理論や変則的な進行を探したい人には物足りないかもしれません。でもそういった人には別の専門書があるのでこの本は「使えるコードをすぐに探したい人」向けに徹底されていることが逆に好印象です。
まとめ:ありがとう斉藤修さん
ボクはこの本を通じて何度も作曲を形にしてきました。コードで悩んだときアイデアが枯れたとき時間がない中でも何とか1曲完成させたいときそのたびに開いてきた作曲の相棒のような一冊です。
五年前に斉藤さんについて調べたんですが著者の斉藤修さんは若くして亡くなられていたそうです。今回この記事を書くにあたりもう一度しらべたんですが斉藤さんの情報が調べられませんでした。
こんな素晴らしい本をこの世に残してくださったことに心から感謝しています。これから作曲を始める方にもネタ切れに悩む中級者にも心からおすすめします。この本があなたの「1曲を形にする力」になることを願っています。
最後に:作曲はコードから始まる
コード進行は音楽の骨格です。だからこそ“骨組み”をすぐに用意してくれるこの本の価値はとてつもなく大きいとボクは思います。「曲を作ってみたい」と思ったその瞬間にこの本を開いてみてください。きっと1つの進行から1曲が生まれるはずです。
関連リンク
- ボクがこの本で作ったBGMはこちら

